家 > 材料 > 耐熱合金の中仕上げ・仕上げ加工におけるCBNインサート選定

耐熱合金の中仕上げ・仕上げ加工におけるCBNインサート選定

UHDは、Inconel 718、GH4169などの耐熱合金を対象に、ターボチャージャーローターや航空機部品の中仕上げ・仕上げ旋削に適したCBNインサート選定を支援します。切削の連続性、鋳肌の状態、断続衝撃、加工条件に応じて、耐摩耗性と刃先強度のバランスを考慮した工具構造および加工条件を提案します。

Inconel 718、GH4169などの耐熱合金は、高温強度、加工硬化傾向、低い熱伝導性を併せ持つため、半仕上げ・仕上げ旋削では切削熱が刃先に集中しやすくなります。その結果、高温摩耗、刃先欠損、表面品質のばらつき、寸法変動が課題となります。

CBNインサートの選定は材料名だけでなく、切削の連続性、鋳肌・毛材の状態、衝撃の大きさ、加工余量を基準に行うことが重要です。UHDは、安定した加工にはUPN603、鋳造欠陥を伴う強断続加工にはUSN100という考え方で、現場条件に応じた適用判断を支援します。

耐熱合金部品のCBNインサートによる旋削加工

耐熱合金用CBNインサート選定表

材質・硬度 代表的なワーク 加工条件 推奨シリーズ・材種 切削速度
Vc (m/min)
送り
f (mm/rev)
切込み
ap (mm)
選定のポイント
耐熱合金(Inconel 718/GH4169、時効後 HRC35–45、一部 HRC45–58) ターボチャージャーローター、航空機用ケーシング 半仕上げ/仕上げ、難削材加工 Composite Brazed CBN Insert Series(Coated)→ UPN603 50–90 0.05–0.10 0.1–0.3 高温硬さに優れ、恒速・安定送りで加工硬化による切削変動を抑えます。
耐熱合金(Inconel 718/GH4169、時効後 HRC35–45、一部 HRC45–58) 鋳造耐熱合金部品(表面欠陥あり) 強断続切削 Integral Brazed CBN Insert Series → USN100 40–70 0.06–0.12 0.1–0.4 耐衝撃性を重視し、鋳肌の欠陥、局所的な硬点、断続切削の衝撃に対応します。

上記は耐熱合金の半仕上げ・仕上げ加工における選定参考値です。実際の条件は、機械剛性、クランプ安定性、加工余量、冷却条件、工具突出し量、表面欠陥の状況を踏まえ、試削で調整してください。

加工状態に応じた選定ロジック

相対的に連続した加工:UPN603

加工余量が安定したターボチャージャーローターや航空機用ケーシングの半仕上げ・仕上げに適します。Coated CBN Insertを用いるUPN603では、小さい送り・切込みを基本とし、恒速かつ安定した送りを維持します。切削の停止や急な送り変化を避けることが、加工硬化の影響と刃先負荷の変動抑制につながります。

鋳肌欠陥・強断続切削:USN100

夹砂、酸化皮、局所硬点、気孔端部、余量の不均一がある鋳造部品では、耐摩耗性だけでなく耐衝撃性が重要です。Integral Brazed CBN Insert SeriesのUSN100は、このような断続衝撃を伴う条件に適します。連続加工より低い切削速度から開始し、実際の衝撃に合わせて送りと切込みを管理します。

導入時に確認すべきポイント

  • 切削の連続性:連続・軽断続では高温摩耗と寸法安定性を、強断続では刃先の耐衝撃性を優先します。
  • 毛材の状態:鋳肌の硬点、欠陥、余量変動を事前に把握し、実際の衝撃負荷を評価します。
  • 設備条件:機械剛性不足、長い工具突出し、不安定なクランプは衝撃を増幅するため、切削負荷を見直します。
  • 検証の進め方:速度・送り・切込みを一度に大きく変えず、摩耗形態、仕上げ面、寸法変化を記録しながら段階的に最適化します。

UHD(Henan UHD Ultrahard Tools Co., Ltd)は、材料状態、加工段階、現場の切削条件に基づき、CBNインサートの選定、非標準工具への適合、加工パラメータの検討を支援します。本内容は耐熱合金の半仕上げ・仕上げ旋削を対象とし、大きな加工余量を伴う荒加工、著しく不安定なクランプ、複雑形状や特殊な冷却条件では、試削に基づく個別評価が必要です。

おすすめ商品

技術ソリューションを入手する

加工対象物、数量、および必要な工具についてお知らせください。弊社チームが最適なソリューションをご提案いたします。

あなたの名前 *
メールアドレス *
連絡先 *
国
会社名
ご要望をお聞かせください