USN100:強断続・重負荷粗加工向け
UHDの整体ろう付けCBNインサートシリーズに属するUSN100は、冷硬層の脆さや鋳造欠陥に起因する衝撃が想定される粗加工で、刃先の耐衝撃性を重視する選定です。
- 断続外形、孔・溝の通過、断面変化がある加工
- 大きな取り代を伴う重負荷旋削
- 崩れ、チッピング、脱落が主な工具損傷である場合
冷硬鋳鉄は、圧延ロール、カムシャフト、ポンプケーシング、ライナーなどに用いられる一方、硬い表層と脆い組織、鋳造由来の不均一部が切削を難しくします。とくに硬度HRC50~65の加工では、粗加工での刃先欠損・チッピングと、仕上げでの寿命や表面品質のばらつきを、別の課題として管理することが重要です。
Henan UHD Ultrahard Tools Co., Ltd(UHD)は、工程と断続度に応じたCBNインサートの使い分けを提案します。強断続・重負荷の粗加工には整体ろう付けCBNインサートUSN100、連続または軽断続の半仕上げ・仕上げには全貼面(フルフェース)CBNインサートBN91を適用する考え方です。
冷硬鋳鉄の旋削では、同じワークでも工程ごとに工具へ求められる性能が異なります。強い断続、硬皮の不均一、砂穴・気孔、断面変化などがある粗加工では、まず衝撃に耐え、刃先の欠損や脱落を抑えることが優先されます。一方、連続切削に近い仕上げ工程では、寸法、表面、工具寿命をロット内で安定させることが中心課題です。
大きな取り代、断続的な切込み、鋳造欠陥によるランダムな衝撃がある場合は、抗チッピング性を重視します。主な管理対象は、崩れ、欠け、刃先の脱落による予定外停止です。
連続または軽断続の半仕上げ・仕上げでは、耐摩耗性と寿命の再現性が重要です。表面のむしれ、ばり、寸法ドリフトを抑え、量産での安定した加工につなげます。
冷硬鋳鉄加工では、1種類のインサートで強断続粗加工から高品質仕上げまでを担わせるより、工程と断続の強さで工具を分けるほうが、加工条件と工具寿命を管理しやすくなります。
| 加工工程・工況 | 推奨シリーズ・材種 | 切削速度 Vc | 送り f | 切込み ap |
|---|---|---|---|---|
| 重負荷粗加工・強断続 圧延ロール、ポンプケーシング、ライナーなど。硬皮、欠陥、断面変化に伴う衝撃がある工況。 |
UHD 整体ろう付けCBNインサート USN100 耐衝撃性を優先し、崩れ・脱落リスクの抑制を目指す選定。 |
50~100 m/min | 0.15~0.40 mm/rev | 0.5~3.0 mm |
| 半仕上げ・仕上げ・連続または軽断続 圧延ロール仕上げ、カムシャフト、羽根車、耐摩耗部品など。寸法・表面の安定性を重視する工況。 |
UHD 全貼面(フルフェース)CBNインサート BN91 広いCBN貼付面を活かし、連続切削での耐摩耗性と寿命の一貫性を重視。 |
80~150 m/min | 0.08~0.20 mm/rev | 0.2~0.8 mm |
上記はHRC50~65の冷硬鋳鉄における一般的な開始条件の目安です。実加工では、機械剛性、ワークの把握、突出し、冷硬層の均一性、断続の程度、加工代に応じて調整してください。
UHDの整体ろう付けCBNインサートシリーズに属するUSN100は、冷硬層の脆さや鋳造欠陥に起因する衝撃が想定される粗加工で、刃先の耐衝撃性を重視する選定です。
UHDの全貼面CBNインサートシリーズに属するBN91は、連続または軽い断続条件において、耐摩耗性、寿命の安定性、表面品質の一貫性を重視する選定です。
同一ワークに断続粗車と連続仕上げが混在する場合は、 粗車をUSN100、仕上げをBN91とする工程分割が基本です。仕上げ用インサートに強い断続衝撃を負担させないことが、工具損傷と工程変動の抑制につながります。
CBNインサートの選定精度は、ワークと加工状態に関する情報の具体性に左右されます。遠隔での技術協議や海外拠点への展開でも、以下を共有することで条件設定を進めやすくなります。
UHDは、冷硬鋳鉄の圧延ロール、カムシャフト、ポンプケーシングおよび耐摩耗部品の加工に対し、CBN材料、インサート構成、刃先仕様、加工条件の検討を支援します。工序分割、条件ウィンドウ、損傷形態のフィードバックを共有することで、強断続粗加工から安定仕上げまで、実際の加工条件に沿った導入検証を進めます。
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