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自動車CVジョイントの焼入れ鋼内径仕上げ:UHD CBNインサートによる安定加工と効率向上

河南優徳超硬工具(UHD)は、自動車部品メーカーの等速ジョイント用S55C焼入れ鋼(HRC58~62)内径仕上げにCBN精密インサートを導入しました。小切込み加工の条件、工具構造、交換管理を最適化し、表面の刀目と寸法ばらつきを抑えながら、自動化ラインにおける加工安定性、加工効率、工具寿命の向上を支援した事例です。

自動車CVジョイント内径精加工の事例画像

加工条件・採用工具

業界:自動車部品

ワーク:等速ジョイント

材質:S55C

硬度:HRC 58~62

加工部位:内径

加工種類:連続切削・仕上げ加工

インサート材種:UPN312/860

インサート規格:TNGA160416

切削方式:乾式切削

切削速度 Vc:180 m/min

切込み ap:0.2 mm

送り f:0.08 mm/rev

同条件での比較結果

比較対象 切削速度 Vc
m/min
加工時間
秒/個
工具寿命
個/刃
欧州・米国ブランド CBN 160 30 400
UHD UPN312 180 25
効率約17%向上
600
寿命約50%向上

背景と課題

CVジョイントの内径は、組立性能と量産品質に関わる重要部位です。対象ラインでは、約0.2mmの小切込みでS55C焼入れ鋼を仕上げ加工しており、従来工具では刀目、寸法ばらつき、頻繁な工具交換が課題となっていました。自動化NC旋盤での連続運転では、刃先ごとの性能差を抑え、予測可能な工具寿命を確保する必要がありました。

UHDの解決アプローチ

UHDは、CBN複合ろう付け構造を採用したUPN312/860(TNGA160416)を選定し、乾式連続切削に合わせて条件を調整しました。単に切削速度を高めるのではなく、小切込み域での刃先負荷の安定化、工具取付けの再現性、交換タイミングの標準化を一体で検証しています。

  • 安定負荷域を意識した小切込み加工パスの最適化
  • 高精度な工具構造を活かした装着ばらつきの抑制
  • 自動化ラインのタクトに合わせた寿命・交換管理の設定

導入後の価値

評価では、表面の刀目が減少し、ロット間の寸法安定性も改善しました。加工時間は30秒から25秒へ短縮され、1刃当たりの寿命は400個から600個へ伸長。交換頻度を抑えながら連続稼働を支え、無人運転を含む自動化ラインでの工程管理を行いやすくしています。本事例は、HRC55以上の焼入れ鋼、0.2~0.5mm程度の小切込み精密旋削、品質一貫性が求められる自動車・軸受・伝動部品加工に応用できる知見です。

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