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自動車ハブユニットの焼入れ鋼精加工:UHD CBNインサートで工具寿命と加工一貫性を向上

UHDは、HRC62の65Mn製自動車ハブユニット軌道の小取り代精加工に対し、UPN306C05 CBNインサートを提案しました。表面品質と寸法のばらつき、頻繁な工具交換という課題に対応し、既存の加工タクトを維持しながら工具寿命と自動化ラインの連続稼働安定性の向上を支援した事例です。

自動車ハブユニットの加工ワークイメージ

加工条件・採用工具

業界:自動車部品

ワーク名:ハブユニット

ワーク材質:65Mn

ワーク硬度:HRC 62

加工部位:軌道

加工種類:連続切削・仕上げ加工

インサート材種:UPN306C05

インサート形状:VNGA160408

切削方式:乾式切削

切削条件:Vc = 207 m/min、ap = 0.15 mm、f = 0.14 mm/r

比較対象 切削速度 Vc
(m/min)
加工効率
(秒/個)
工具寿命
(個/刃)
評価
欧州ブランド CBN 207 52秒 100 基準
UHD UPN306C05 207 52秒 130 工具寿命 約30%向上

プロジェクト背景と加工課題

ハブユニットの軌道は、軸受寿命や走行安定性に関わる重要な仕上げ部位です。本件では、熱処理後HRC62に達する65Mnを約0.15mmの小取り代で連続加工しており、刀痕や表面状態のばらつき、連続加工時の寸法変動、頻繁な工具交換による自動化ラインのタクト変動が課題となっていました。

UHDの対応方針

UHDは、既存設備と加工タクトを大きく変更しないことを前提に、UPN306C05材種・VNGA160408仕様のCBNインサートを選定しました。乾式連続切削での小取り代除去に合わせ、切れ刃の耐摩耗性と加工の安定性を両立することを重視。硬旋削による仕上げ工程の安定化を支援しました。

導入後の価値

  • 同一の切削速度と52秒/個の加工タクトを維持し、工具寿命は100個/刃から130個/刃へ向上しました。
  • 刀痕と加工状態の変動を抑え、連続加工における表面品質と寸法の一貫性向上に寄与しました。
  • 工具交換頻度の低減により、無人化・自動化ラインでの稼働安定性と工程管理のしやすさを高めました。
  • 軸受、歯車、伝動部品などの焼入れ鋼精加工において、工具選定と既存条件の最適化で硬旋削の活用範囲を広げる参考となる事例です。

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